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まずは本店を工場長が案内します、とのことで我々が進んだその先で見たものは・・・!
「百年の孤独」が眠っている貯蔵庫であった。皆バシバシとデジカメで撮っていたが、工場長からご自身の楽しみ程度に収めててくださいね、とやんわり注意を受けた。ワイン貯蔵庫のように高く重ねられたオーク樽。それはそれは圧巻であった。本当にこれは一見の価値がある。というか、見せて頂いたことに感謝せねばならない。
ある一種の感動を覚えたあとは、白衣に着替え醸造所へ。喜六を仕込んでいた貯蔵タンクに見入る。もろみの状態を試飲させていただく。
この時点ですでに上品な甘さを感じた。先へ進むなか、研究室を覗くと「品質第一。スムーズ且つビューティフルに!」という言葉が目に入る。
本格焼酎造りには美しさも大事だったのか・・・。
皆はそれぞれの質問をしながらウンウンと頷き必死にメモを取っている。
そしてついに蒸留場へ。ここは一番気を使う現場だという。
蒸留器から最初に出てくる「出ばな」を「ハナタレ」と呼ぶ。黒木本店の「ハナタレ」はあまりにも有名だが、その原酒ですよと、試飲させていただいたものは80度以上のアルコールというすごいものだった。
80度以上あるとは思えない円やかさ!一瞬口中に広がるアルコールの強さは直ぐになめらかで心地よい。
1グラスが一通り皆のもとへ回ると、工場長は2回目のほうがいいよ!とまたしてもグラスが皆を回る。えっ?と言いながら嬉しさを隠せずににんまりと口に含むと・・・本当に先ほどの一口よりうんと円やかになっている!
工場長は笑いながら3杯目のほうがもっと美味しいよ!・・・。80度もあるのに大丈夫かなぁと思いつつも3口目に突入。これは更に旨い!口が慣れてくるからだが、本当に旨い。クセになりそうな「ハナタレの基」の初体験。
黒木本店のカタログに「ハナタレ」は"焼酎造りに精進する蔵人にとって魂を癒す妙薬"と書いてあるが、これこそが黒木本店の釜炊き職人の成せる技なのだろう。
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